日本犯罪社会学会 Japanese Association of Sociological CriminologyJASC

機関誌『犯罪社会学会』

『犯罪社会学研究』32号の主な内容

『犯罪社会学研究』第32号が、2007年10月に発刊されました。内容は以下の通りです。なお、『犯罪社会学研究』の最新号及びバックナンバーは、非会員の方もご購入いただけます。詳しくは、『犯罪社会学研究』の購入方法をご覧ください

                                               

●課題研究 犯罪・非行の量的・質的変化動向
はしがき――犯罪・非行の量的・質的変化動向――(谷岡一郎)
犯罪被害調査(Crime Victimization Survey)が測定する犯罪――実験調査を用いた犯罪被害調査の妥当性・信頼性についての考察――(浜井浩一)
東京23区における空巣の認知件数の軌跡分析――セミパラメトリック混合ポアソンモデルによる検討――    (原田豊)
非行発生の縦断的パターン――2つの出生コホートの比較――(岡邊健)
〈悪〉のグレースケール――道徳的社会化への類縁化アプローチ序説――(高橋征仁)
犯罪・非行の質と量を測定する基準づくりに向けて――裁判員制度下でのSentencing Guidelineの必要性―― (谷岡一郎)

●自由論文
日本の受刑者の再入に対する失業の効果――Canter and Land 理論のpooled time-series analysisによる検証――(遊間義一・鈴木暖)
少年非行における医療化と厳罰化――「子供と医療化」の再検討――(赤羽由紀夫)

●研究ノート
「安全」と「安心」のユートピア――京都市における取締り政策を事例として――(山本奈生)
犯罪学におけるコントロール理論の最近の展開と主な論争点の検討(上田光明)

●犯罪研究動向
ストックホルム犯罪学賞(Jerzy Sarnecki、翻訳/津富宏)
少年非行(鮎川潤)

●書評
浜井浩一著『刑務所の風景――社会を見つめる刑務所モノグラフ』(緑川徹)
佐藤哲彦著『覚せい剤の社会史――ドラッグ・ディスコース・統治技術』(松永寛明)
染田恵著『犯罪者の社会内処遇の探求――処遇の多様化と修復的司法』(正木祐史)

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