『犯罪社会学研究』第47号について『犯罪社会学研究』第47号が、2022年10月に発刊されております。内容は以下の通りです。なお、『犯罪社会学研究』の最新号及びバックナンバーは、非会員の方もご購入いただけます。詳しくは、『犯罪社会学研究』の購入方法をご覧ください。
I 課題研究 離脱研究と犯罪学理論の再接合 離脱研究と犯罪学理論の再接合(津富 宏) 逸脱的キャリアにおける構造化された偶然性(contingency)としての犯罪者観と離脱者観(野田陽子) Restorative Justiceにおける「再統合のための恥付け(Re-integrative Shaming)」による犯罪学理論の統合とその批判(森久智江) 離脱/立ち直り研究における経済的排除の看過──マートンのアノミー論とヤングの『排除型社会』をもとにした批判的検討(伊藤秀樹) 「自己和解」を中心にしたリカバリー概念の生成にむけて──他者の定義による「回復」を超えて(市川岳仁)
II 自由論文 ISRD3日本データを用いたセルフコントロール理論の検証──家庭効果と性差に着目して(齋藤尭仁) 警察の施策の認知が信頼に与える影響──伝統的信頼モデル,正統性モデル,主要価値類似性モデルの統合(島田貴仁・讃井 知・鈴木あい・春田悠佳) 合法薬物と違法薬物の隔たりの変容──合法薬物の規制強化と違法薬物の規制緩和が展開する国々への視座(本田宏治) 政策担当者による厳罰化立法の正当化理由の分析──「抑止効果」への言及に注目して(京 俊介)
犯罪研究動向 2021年少年法改正(斉藤豊治) アジア犯罪学会 第12回年次大会(ACS2020)を終えて──国際学会を開催することの意義と課題(津島昌寛) 第14回国連犯罪防止刑事司法会議(京都コングレス)と刑事司法におけるその意義(平山真理)
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