『犯罪社会学研究』第38号について
『犯罪社会学研究』第38号が、2013年10月に発刊されました。内容は以下の通りです。なお、『犯罪社会学研究』の最新号及びバックナンバーは、非会員の方もご購入いただけます。詳しくは、『犯罪社会学研究』の購入方法をご覧ください。
●課題研究 犯罪率の低下は,日本社会の何を物語るのか?
問題提起―犯罪率の低下は,日本社会の何を物語るのか?―(土井隆義)
先進国における犯罪発生率の状況と日本の状況への国際的関心(宮澤節生)
日本の犯罪は減ったか? 減ったとすれば,その原因は何か?―犯罪統制のネット・ワイドニングと刑事訴追の重点主義化―(石塚伸一)
なぜ犯罪は減少しているのか(浜井浩一)
後期近代の黎明期における少年犯罪の減少―社会緊張理論と文化学習理論の視点から―(土井隆義)
犯罪ニュースにおける犯罪の波―なぜ犯罪の減少は人々の話題にならないのか―(大庭絵里)
●自由論文
「通り魔的」の誕生と犯罪被害者問題―犯罪被害者補償に関する新聞報道のカテゴリー化実践に注目して―(岡村逸郎)
薬物問題に対する欧州アプローチと脱犯罪化統制の現在―ハーム・リダクションの動向とその含意―(佐藤哲彦)
1950年代から1970年代の更生保護制度における「官民協働」論の変容と継続―保護司への役割期待の本質―(高橋有紀)
犯罪リスク認知の規定構造の時点間比較分析―犯罪へのまなざしの過熱期と沈静化期―(阪口祐介)
受刑者における「塀の外で死ぬ」権利(安田恵美)
●犯罪研究動向
少年をめぐる法改正の動向(武内謙治)
貧困と殺人に関する国際比較研究の動向(津島昌寛)
学校病理研究の動向―非行、いじめ、不登校の研究の学校化と多様化―(樋田大二郎)
●書評
田中智仁 著 『警備業の分析視角―「安全・安心な社会」と社会学』(谷岡一郎)
岡田行雄 著 『少年司法における科学主義』(渡邊一弘)
既刊号の特集・課題研究テーマ 一覧
既刊号の目次 一覧
第37号の主な内容
第36号の主な内容
第35号の主な内容
第34号の主な内容
第33号の主な内容
第32号の主な内容
第31号の主な内容