日本犯罪社会学会 Japanese Association of Sociological CriminologyJASC

機関誌『犯罪社会学研究』

『犯罪社会学研究』第42号について

『犯罪社会学研究』第42号が、2017年10月に発刊されております。内容は以下の通りです。なお、『犯罪社会学研究』の最新号及びバックナンバーは、非会員の方もご購入いただけます。詳しくは、『犯罪社会学研究』の購入方法をご覧ください。


T 課題研究 脳科学と少年司法

 はしがき
 ――脳科学・神経科学の進歩と米国少年司法の変容,そしてわが国への影響――
 (山口 直也)

 脳科学・神経科学と少年非行(友田 明美)

 脳化学化する社会と少年観(赤羽 由起夫)

 脳科学・神経科学と少年の刑事責任(本庄 武)

 脳科学・神経科学と適正手続保障
 ――米国連邦最高裁J.D.B. v. North Caroline 判決の検討を中心に――(山口 直也)

 脳科学・神経科学の進歩と少年司法(上野 正雄)



U 自由論文

 非行からの立ち直り(デシスタンス)に関する要因の考察
 ――少年院出院者に対する質問紙調査に基づいて――
 (只野 智弘・岡邊 健・竹下 賀子・猪爪 祐介)

 死刑制度合憲判決の「時代と環境」
 ――1948年の「残虐」観――(櫻井 悟史)

 日本における若年女性のストーキング被害
 ――被害者・加害者の関係と親密な関係者間暴力に注目して――(島田 貴仁)

 「事件」の構成過程における警察のワーク
 ――ある痴漢被疑者への事情聴取場面の分析――(今井 聖)



V 研究ノート

 物質使用障害に対する条件反射制御法の効果に関する統計的検証
 (生駒 貴弘・岡田 和也・長谷川 直実・佐々木 渉・平井 愼二)

 更生保護施設生活者のスティグマと「立ち直り」
 ――スティグマ対処行動に関する語りに着目して――(都島 梨紗)



●犯罪研究動向

 電子監視 ――「今まで」と「これから」――(甘利 航司)

 女性の暴力被害に関する調査
 ――主に『女性の日常生活の安全に関する調査』の実施を通じて――
 (津島 昌寛・我藤 諭・浜井 浩一)



●書評

 安田 惠美 著『高齢犯罪者の権利保障と社会復帰』(古川 隆司)

 深谷 裕 著『触法精神障害者をめぐる実証的考察――責任主体としての家族』
 (藤原 正範)

 

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